ペット葬儀の際の服装や持ち物について

ペット葬儀の際の服装や持ち物について

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ペット葬儀は、人間の葬儀のような厳密なルールがあるわけではありません。
服装についても比較的自由なので、基本的には普段着でも問題ありません。
ただし、葬儀をペット霊園などで行う場合は注意が必要です。
ペット霊園の中には人間の葬儀場が併設されている場合もあるため、このような場所に普段着で行ってしまうと、人間の葬儀の関係者に不快な思いをさせてしまう恐れがあります。
そのため、人間の葬儀場が併設されている施設でペット葬儀を行う場合は喪服が無難で、少なくとも暗めの服を着用した方が良いでしょう。
どうしても服装に関する不安があるなら、あらかじめ火葬業者に相談しておくことをおすすめします。
また、ペット葬儀の際はハンカチや数珠を持参しましょう。
大切なペットとの別れでは涙が出てしまうこともあるのでハンカチは必須で、数珠に関してもあった方が安心です。
加えて、遺影に使う写真が必要になるケースもあるので、火葬業者に事前に確認しておきましょう。
さらに、余裕があれば、おやつやお花など一緒に火葬したいものも準備しておくことをおすすめします。

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ペット葬儀でお布施は必要?相場はどれくらい?

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人間の葬儀では、読経を行ってくれた僧侶の方に対してお布施をお渡しするのがマナーとなっていますが、ペット葬儀ではどうなのか疑問に思っている方も少なくないでしょう。
結論から言ってしまうと、ペット葬儀の際に僧侶の方に何かお渡しする必要はありません。
これは、ほとんどのペット葬儀社がお布施も含んで料金でサービスを提供しているためです。
そのため、読経を行ってくれた僧侶の方に何も渡さなくても失礼になることはありません。
もちろんお渡ししても問題ないので、どうしてもお礼をしたいのであれば準備しておくと良いでしょう。
その際の金額についても特に決まりがあるわけではありませんが、3,000円~5,000円ほど用意するのが一般的です。
また、金銭ではなくお供え物やお菓子などを持参するのもおすすめです。
なお、お渡しするタイミングについては、人間の葬儀と同じように葬儀が始める前が基本で、可能であれば控室に伺ってお渡しすることをおすすめします。

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著者:兵藤高広

筆者プロフィール

大阪府大阪市出身。
ペット葬儀会社に長年勤務し、数多くのペットを見送る。
自身の体験をもとにペット葬儀についてまとめています。